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C言語の配列: 初心者向けガイド

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プログラミングにおいて、データを効率的に扱うための基本的なデータ構造として配列があります。

特にC言語では、配列の理解と使い方は必須のスキルとなります。今回の記事では、C言語を用いて配列の基本的な使い方を学びます。具体的なサンプルコードを通じて、配列の宣言、初期化、そして要素へのアクセス方法を理解していきましょう。

目次

配列とは

配列とは、同じ型のデータを連続的に格納するためのデータ構造の一つです。配列は一連の要素で構成され、各要素はインデックス(または添字)によって一意に識別されます。インデックスは通常、0から始まります。

配列はメモリ上で連続的な領域を占め、そのためランダムアクセス(任意の要素に直接アクセス)が可能です。これは、配列の大きな利点の一つであり、データの取得や更新を高速に行うことができます。

配列は、数値計算、ソート、検索など、様々なアルゴリズムで広く使用されます。また、多次元配列(行列やテンソルなど)を使用することで、より複雑なデータ構造を表現することも可能です。

配列の基本的な文法

配列の宣言

配列を宣言するには、次のような形式を使用します。

type arrayName[arraySize];

ここで、typeは配列のデータ型(例えばintcharなど)、arrayNameは配列の名前、arraySizeは配列のサイズ(つまり要素の数)を指定します。

例えば、10個の整数を格納する配列を宣言するには、次のように書きます。

int numbers[10];

配列の初期化

配列を宣言と同時に初期化するには、次のような形式を使用します。

type arrayName[] = {element1, element2, ..., elementN};

ここで、element1, element2, ..., elementNは配列の各要素の初期値です。

例えば、5つの整数1, 2, 3, 4, 5を要素とする配列を初期化するには、次のように書きます。

配列へのアクセス

  1. 配列の特定の要素にアクセスするには、インデックスを使用します。インデックスは0から始まります。

例えば、上記のnumbers配列の最初の要素にアクセスするには、次のように書きます。

int firstNumber = numbers[0];

これらが、配列の基本的な文法です。配列は、同じ型の複数のデータを一括で扱うための重要なデータ構造であり、これらの基本的な文法を理解することは、効率的なプログラミングのために重要です。

作成したCコード

ここからは実際に配列を使うためのサンプルコードを元に解説します。

コード解説

このC言語のコードは、5つの整数を要素とする配列の作成とその要素の表示を行います。配列は初期化時に1から5までの値で埋められ、その後forループを使って各要素が順に表示されます。これは配列の基本的な使い方を示す一例です。

  1. #include <stdio.h>: プリプロセッサディレクティブで、C標準入出力ライブラリをインクルードします。これにより、printf関数などの標準入出力関数を使用できます。
  2. int main() { ... }: メイン関数を定義します。C言語のプログラムは、メイン関数から実行が開始されます。
  3. int array[5] = {1, 2, 3, 4, 5};: 長さ5の整数型配列を宣言し、初期化します。配列の各要素には、順に1, 2, 3, 4, 5という値が格納されます。
  4. for(int i = 0; i < 5; i++) { ... }: forループを使用して、配列の各要素にアクセスします。ループ変数iは、配列のインデックスとして機能します。
  5. printf("array[%d] = %d\n", i, array[i]);: printf関数を使用して、配列のインデックスとその要素の値を表示します。%dは整数を表示するためのプレースホルダーで、後ろの引数iarray[i]の値が順に代入されます。
  6. return 0;: メイン関数が正常に終了したことを示すため、0を返します。C言語の慣習として、メイン関数が正常に終了した場合は0を返すことが一般的です。

作成した全体のソースコード

#include <stdio.h>

int main() {
    int array[5] = {1, 2, 3, 4, 5};  // 配列の宣言と初期化

    for(int i = 0; i < 5; i++) {
        printf("array[%d] = %d\n", i, array[i]);  // 配列の要素を表示
    }

    return 0;
}

実行結果

実行環境の構築

WSLを使ったLinuxでの実行環境の構築方法を以下の記事で解説しています。

コンパイル環境構築

Linux環境でC言語のコンパイラとして使用するgccの導入方法を以下の記事で解説しています。(PCなどRaspberry Pi以外の環境でも使用できます)

実行結果

以下のように配列に代入した値を確認することができました。

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まとめ

今回は、C言語での配列の基本的な使い方について学びました。

サンプルコードを通じて、配列の宣言、初期化、そして要素へのアクセス方法を理解することができたと思います。配列は、複数の同じ型のデータを一括で扱うための重要なデータ構造です。

これらの基本的な知識を身につけることで、より複雑なプログラムを効率的に書くことが可能になります。次回は、配列を活用したさらに高度なプログラミングテクニックについて学んでいきましょう。

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