原作・山田鐘人先生と作画・アベツカサ先生のコンビで描かれていく、魔王を倒したその後の世界で一人残されたエルフの少女の追憶の物語となる「葬送のフリーレン」。
新たなる仲間と共に、魂の眠る地旅するフリーレンの頼りになる戦士・シュタルクについてまとめていきたいと思います。
第2巻にて登場し、強者感満載な戦士・シュタルク。
でも本当はヘタレと、戦う事が怖くて仕方が無く、臆病な彼が、どんな成長と活躍をしていくのかと紹介していきます。
そして同じフリーレンの仲間であるフェルンと、どんな関係になっていくのかと、その部分についても紹介していきます。
また、当サイト内の『送葬のフリーレン』に関する情報を以下の記事でまとめていますので、あわせてご覧ください。

葬送のフリーレンのシュタルクとは?
まずシュタルクは人間種族の20歳の青年です。
産まれたのは優秀な戦士と謳われる一族で、ひょんな事からフリーレンと共に戦った戦士のドワーフであるアイゼンの弟子となります。
容姿は頭頂部だけが黒い赤髪が特徴。
前髪で隠れている左目の周囲から額には、師匠であるアイゼンから受けた傷跡を隠しています。
三白眼気味のつり目の悪人顔で斧を武器とする力と技のパワーファイター。
実力のある軍人に戦士や老人などからは、その内に秘められた実力を見抜かれる程に優秀な才能を持ち、師であるアイゼンも認めている程。
しかし・・・その当人は戦う事が苦手で臆病な性格をした人物だったのです。
自分に自信が無く、強敵を前に涙してしまう弱虫。
それがシュタルクとの出逢いでした。

葬送のフリーレンのシュタルクについて
『葬送のフリーレン』
— 『葬送のフリーレン』アニメ公式 (@Anime_Frieren) October 15, 2023
第1話~ 最新第6話「村の英雄」
各動画配信サービスで配信中🪄
各話のWEB限定次回予告はこちら
▼https://t.co/c2uktQQWET
配信サービスはこちら
▼https://t.co/0uCweQYBF6 #フリーレン #frieren pic.twitter.com/0laC6e44kw
フリーレンとフェルンに出逢ったのが第2巻の第10話「紅鏡竜」となります。
とある村で暴れていた紅鏡竜を眼力だけで追い払った英雄として扱われていたシュタルク。
最初は強者感を出していた彼でしたが、フリーレンに泣きついてしまう程に、戦う事に臆病な性格をしていました。
あの慈悲深く慈愛に満ちたフェルンですら、こいつは駄目ですという始末。
フリーレンと出逢うまでは魔物との戦闘経験すら無い0と言う程に、全く戦えない人物でした。
しかしフリーレンはアイゼンから託されていたのです。
かつてアイゼンも魔物との戦いを恐れて逃げ出し、故郷と家族を失った過去がありました。
そしてシュタルクも同じ様に故郷と家族を失っていたのです。
アイゼンの持つ技術の全てを託したと、彼が自信を持って進めたシュタルクは、秘めた実力を持つ優秀な戦士だったのです。
その証拠に紅鏡竜はシュタルクがいる間に村を襲う事は無くなり、また彼が自身の弱さを誤魔化す為に行っていた修行は、谷の形を変える程の威力を放っていました。
額の傷はアイゼンとの喧嘩で殴られて出来た傷でありと、本人は恥ずかしそうに言いますが、アイゼンに殴られて傷で済んでいるのは脅威です。
なおアイゼンはダイヤモンドを握り潰す事が出来る握力です。
そんな彼がシュタルクの潜在能力に恐れ、反射的に殴ったにもかかわらず、傷の一つだけで済んでいるのはそれだけにシュタルクが頑丈と言う事になります。
そう彼は生来に優れた戦士としての資質を持っていたのです。
彼に圧倒的に足りなかったモノ・・・それは一握りの勇気だったのです。
彼は幼い頃から兄・シュトルツと比べられて生きてきました・・・
葬送のフリーレン シュタルクの過去
幼い頃の彼は優秀な戦士を輩出する名家の生まれで、常に兄のシュトルツと比べられていました。
父親にも見捨てられていた幼少期のシュタルクは、そんなシュトルツに家族としての愛情を唯一に受けていたのです。
シュタルクが好きな食べ物にはハンバーグがあり、これは誕生日にシュトルツがお祝いに作ってくれた想い出の食べ物でもありました。
シュトルツはシュタルクを家族として唯一に見てくれた家族で、そして彼を守って命を落とす事になります。
村が魔族によって襲撃され、村人総出で魔物と戦う中でシュトルツはシュタルクに逃げる様に告げ、その命を落とす事となります。
故郷の捨てて逃げ出した卑怯者と、心に大きな歪みを抱く事となってしまい、常に罪に苛まれていたシュタルクは、自分に自信を持つ事が出来なかったのです。
師匠であるアイゼンはそんなシュタルクの過去を知り、自分とかつて同じ傷を背負っていた事を知り、彼の師匠として戦う術を教えてくれたのです。
魔王を倒したフリーレンの仲間であるアイゼンの下で修行したシュタルクは戦士としての才能を開花していきます。
しかし魔物と戦う事を恐れていた彼は、最後の一歩を踏み出せずにいました。
そんなシュタルクの背中を押してくれたのが、フェルンでした。
葬送のフリーレン フェルンとシュタルクの関係は?
フェルンはシュタルクの心中を知り、彼が口だけの薄情な人間でない事を知ります。
村人の信頼を裏切る事をしない為に村に残り、怖い気持ちを必死に耐えていた彼を弱いと言わず、逃げないと告げてくれます。
そしてフェルンも語ります。
初めて魔物と戦った時に、自分も怖くて逃げ出した事を。
今まで魔物と戦う為に研鑽を続けてきたにもかかわらず、戦えなかった事や、恐怖で何も出来ずに逃げ回り、フリーレンに助けを求めていた事。
フェルンの弱さを知り、そして追い詰められて最後にようやく身体が動き、魔物を倒す事に成功した事を知ります。
最後に必要なのは覚悟だけ、と。
今まで積み上げてきた努力は裏切らないと、最後の一歩を踏み込む為の背中を押してくれたのはフェルンでした。
そして紅鏡竜を一撃で倒してしまいます。
フェルンの魔法を受けても傷を負わなかった紅鏡竜を一撃で倒してしまったシュタルク。
彼の戦闘力は本物である事が証明され、自身を持つ事が出来たシュタルクはフリーレンの旅に同行する事となります。
その道中でシュタルクとフェルンの関係は深まっていきます。
第4巻の第29話「理想の大人」では、フェルンの誕生日を忘れてしまい、彼女と喧嘩してしまう事になりますが、ザインの取り計らいで二人は仲直りをします。
この時にシュタルクに買って貰ったブレスレットを大切にするなど、意識的にフェルンはシュタルクに意識を持つようになっていたかもしれません。
では二人の恋をする切っ掛けはいつ頃だったのか?
その背景を考えれば、第4巻の第32話「オルデン家」が切っ掛けだったとも言えます。
この時、シュタルクは貴族の息子として務める事になります。
シュタルクとパーティーで踊るなど、二人の仲に意識する想いが芽生えていったのでしょう。
またシュタルクは時折に冷えた手でフェルンに触れ、驚かせる悪戯もしています。
このエピソードは第4巻の第35話「旅立ちのきっかけ」で描かれ、フェルンはシュタルクの悪戯に怒ってしまいます。
最終的にシュタルクは年頃の女の子に気安く触った事を咎められ、素直に謝りますが、フェルンは別にそれは嫌ではないと言います。
ここで考えられるのは・・・フェルンはシュタルクに触れられる事は嫌ではなく、少し怖かったと、少女の様な反応を見せていたのです。
そんな二人の関係にザインは付き合っちゃえよと、怒る始末でした。
そして第7巻の第67話「穏やかな時間」において二人はデートをする事になります。
この時のフェルンはシュタルクとのデートに、何を着ていけば良いのかと、フリーレンに相談する程に浮かれていました。
デートをしていた際のシュタルクもこんなにフェルンが可愛かったかと、いつもとは違う服装の彼女に胸をときめかせている程でした。
この時のシュタルクはフリーレンにフェルンの喜びそうな食事や場所を教えて貰うなど、彼女に楽しんで貰う為のデートプランを練っていたとの事です。
そんな彼の真摯な行動が嬉しく、喜ぶフェルンは上機嫌になる程でした。
このデートから二人の関係は明確なモノへと成長していったと考えられます。
結論としては二人の関係は親密なモノとなっていき、互いを意識する関係になっていったのかも知れません。
今後二人がどんな関係になっていくのか?
それに注目したいですね。
葬送のフリーレン シュタルクの強さ
さてそんなフェルンと良い仲になっているシュタルクが、はたしてフェルンを守れる存在のなるのかと、そんな事を心配する方も多いと思います。
しかし二人のコンビネーションは、作中の中でも抜群の戦果を残しています。
まず第3巻の第20話「師匠の技」において、シュタルクはリーニエとの戦いで、師匠であるアイゼンの技を使用してくる彼女を相手にして勝利しています。
アイゼンの持つ戦技を真似てくるリーニエの攻撃を受けても、致命傷とはならず、突出した防御力と耐久力で凌ぎ、彼女の戦斧を受けても両断される事はありませんでした。
そんな激戦を戦い抜いた後、重傷となるにも関わらず立ち上がる事が出来るなど、その回復力も侮れないモノとなっています。
アイゼンが見抜いた資質と言うべき回復や防御において、彼は戦士として優秀な人材とも言えるでしょう。
また第8巻の第74話「神技のレヴォルテ」において魔族のレヴォルテと戦った際にも重傷を負いますが、魔法の剣を受けても致命傷を負うことはありませんでした。
少なくとも内臓に損傷が与えられているにも関わらず、身体を貫かれてもまるで死ぬ事が無い不死身な頑丈さを見せてもいました。
なお戦闘後に腕立て伏せをしてしまう程の即時回復など、その不死身っぷりは、はたして人間なのかと疑問が浮かんでしまいますね。
現に第77話「竜の群れ」では竜の群れを相手に戦うも、途中で頭を囓られてしまうも、シュタルクの頭部には何の傷も付いていないと、その頑強さはアイゼンと同等でした。
接近戦での戦闘を得意とする戦斧使いのシュタルク。
彼もまた後のフリーレンの伝説に語られる英雄になる一人かも知れませんね。
アニメ『葬送のフリーレン』を動画で見るなら
アニメ『葬送のフリーレン』を動画で見たい方にはDMMプレミアム(DMM TV)がおすすめです。

DMMプレミアムでは、月額550円で『葬送のフリーレン』をはじめ話題の新作アニメ、ドラマ、バラエティなどが見放題!
好きなアニメをいつでもどこでもスマホやタブレットで楽しめます。
\ DMMプレミアムで『送葬のフリーレン』を見てみる! /
まとめ
今回は「葬送のフリーレン」に登場するキャラクター、シュタルクについて解説してみました。
登場した当初は頼りないキャラクターでしたが、物語が進むにつれてその頭角を現し、フリーレンパーティーには無くてはならないメンバーへと成長していきます。
今後もシュタルクの活躍に期待したいですね。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。


